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SIGGRAPH 2008

SIGGRAPH2008

SIGGRAPH2008 に参加してきました。Connecting the Dots を感じた一週間でした。

Parallelism

OpenGL 3.0 T-shirt (rear)

ぼくは市井のしがない並列プログラマなので、GPGPU/CUDA/OpenCL/Larrabee の動向をウォッチするのがミッションでした。そのへんが既にSIGGRAPH的ではありませんが… 今回来たのは当たりだったと思います。なかなかマルチ/メニーコアを特集している学会はなく、各ベンダが主催するイベントで情報を集めているのが現状なので、まとめて見れたのはよかった。

OpenCL/Larrabeeについては初発表だったこともあってたくさんの人が集まっていました。世間の関心が伺えます。

簡単にこの分野のテクノロジーを表にしてみました。

この分野はいまが旬で、来年になったら新しい話はなくなっているのかなあと感じます。今はたくさんプラットフォームがあって、プログラミングモデルが乱立しているけれど、近いうちに淘汰されて1つか2つにまとまっていくことでしょう。そのとき覇権をとるのはどれか。 マルチプラットフォームで、プログラミングしやすいものが支持を得ることはあたりまえですね。OpenCLが有望だと思うのですが、果たしてそうなれるか。

Graphics

実物大カンフーパンダ

4年前はぼくもGraphics屋さんだったのでした。Volume Rendering っていう分野があって、Cell Projectionというアルゴリズムを並列化したよ、という論文を書いたりしていたのです。

何の気なしに聴いていたセッションで、ばりばりの Volume Rendering 話をしている人がいて、おおお懐しいぞこれは! と聴いていたらその人が Kwan-Liu Ma という大御所だと発表の最後で知ってのけぞった。実装してるとき、論文書いてるときに何度も参照してた論文の人が目の前でしゃべってる… ロックスターを目撃したようなものです。

続く発表では、その Volume Rendering がいかに医療の現場で役立っているか、というのを感動的な事例を基に病院のひとが話していた。衝撃でした。自分では、これ何の役に立つんだろう? と思いながら研究していたものが、真剣にやっているひとのところではちゃんと人の命を救っている。

同じ時間をつかうなら、純粋に時間を溝に捨てるようなことばかりしていないで、たくさんの人のためになるようなことに取り組まないと!

インタラクション, インターフェイス

S Figueroa St

New Tech ていう展示ではインタラクティブな何かがたくさんあって楽しめました。AVRとかすごい未来っぽい。 昔からずっとインタラクティブな何かワナビーなんですよね。いまだにそっち方面に行くことはないのですが…

Twitter

現地で、Twitterで知り合った @atusi さんと @sonson_twit とごはんを食べたりだべったりしました。 会場の情報をシェアしたり、お互いのバックグラウンドについて話し合ったりしたのは貴重な体験でした。1人でほそぼそと過ごすだけだったはずの一週間がずいぶんとカラフルになったのは、Twitterがあったからこそです。Twitterはぼくの現実を拡張している。

Connecting the Dots

W Adams Blvd

いまは並列プログラミングを食い扶持としていますが、その昔は画像処理をやってたり、レンダラを書いてたり、ユーザーインターフェイスワナビーしたりしてました。なんともばらばらなことやってきたもんです。でも今回それらの経験がちゃんと生きてることを感じられました。巨大なレンダリングには並列計算が要るし、画像処理とレンダリングはいとこみたいなものだ。関心をもって調べまわっていたことは、だれかのアンテナにひっかかる。自分のやってきたことはどこかで今につながる。


まとまってないログはこちら: 1日目, 2日目 (1, 2), 3日目, 4日目, 5日目

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